『ボヘミアンラプソディ』にあんまりのれなかった人の感想
普通に面白かったんですけど、なんだか周囲の人のように盛り上がれなかったなあというのが正直な感想です。
このビッグウェーブに乗り切れなかった理由を考えていきます。
そもそも「クイーン」の知識がなかった
完全に自己責任なんですけど、"「ウィ・ウィル・ロック・ユー」歌ってる人たち"という情報しか持たないまま観にいっちゃったんですよね。
音楽についてもアンテナが高くないので、あの時代の音楽シーンがどんなだったか全然わからない。なので、クイーンがいかに革新的なバンドだったのか、映画だけではいまいち掴みきれませんでした。
この映画の主題として、「クイーンというバンド、フレディというスターの活躍の裏にはこんな苦悩があった」というのがあると思います。
当時の彼らの輝きを知らなかったために、「この曲の裏にはこんなエピソードが!」「彼らのようなスターにもこんな苦しみがあったんだ」というような驚きや感動があまり得られなかったのかなあと考えています。
事実ベースの作品については、予習してから観にいかないと本当の楽しさは味わえないなと実感しました。
フレディのエピソードがつらくて観ていられなかった
本当に自分が愛する人とはうまくいかず、信頼していた人には裏切られて、いつしか一人ぼっちに…というストーリーがつらくてつらくて…
予告がかなり明るい印象だったので、クイーンの曲を多用したミュージカル的な作品だと思っていたらドラマパートのほうが多い!しかもかなり重い!!
後半は、早く歌うシーン入れて~~~しんどい~~~ポール許さねえ~~~~~ってずっと歯ぎしりしてました笑
前知識をあまり入れないで、予告の印象で観る私のスタイルが裏目に出ちゃった感じです。
最後のライブシーンに至るまでの流れが引っかかる
ポールとの縁を切って、ライブ・エイドへの参加を決めて、メアリーやメンバー、家族と仲直りして、本当の恋人を見つけて、クライマックスへ…
という流れがあまりにもスムーズすぎて「えっこれでいいの!?」って思いました。
あんなに長い間悩んで苦しんでくさくさしてたのに、こんなに流れるように解決しちゃったの!?ほんとはもっといろいろあったんじゃないの!?
ラスト20分のライブシーンが最高の見せ場なので、それ以外を最小限に留めたいのは理解できますが、もう少し掘り下げがあったらもっと感動が大きくなったように思えます。
まあこれも私の知識不足による部分が大きいのかな…
まとめ
あくまで「クイーン/フレディ・マーキュリーのファン向けの映画」だったのでうまくハマらなかったのかなと思います…
この世間の盛り上がりにのれないのが本当に悔しい!!!
映画基本情報
劇場公開日 2018/11/09制作国 アメリカ監督 ブライアン・シンガーあらすじ世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。
観る前に、同じビル内のお店でカレーうどんを食べました。