週一映画備忘録

週に1回は映画を観たい。

こんなステイサムが上司だったらいいのにと一瞬だけ思う『メカニック』感想

総合評価 ★★★☆☆
 
 
 

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ステイサム映画感想第2弾です!
ステイサムは仕事人の役がほんとに似合うなあと思いました。
 
 
 

ざっくり感想

 
 
途中で飽きる    〇〇    最後まで目が離せない
 
1回観れば十分    〇〇〇〇   もう一回観たい
 
鑑賞後の疲れはない    〇〇   疲れて立てない
 
周りに広めづらい    〇〇〇〇   みんなにおすすめしたい
 
 
 

以下ネタバレ注意!感想

 
 
 

ステイサムに弟子入りして立派な暗殺者になろう

ステイサム主演とはいいつつも、メインはスティーブ(ベン・フォスター)の成長物語だったと思います。
 
偉大な父ハリーに反発し、ひたすら自分勝手に振る舞う日々。しかし父の死により、自分の力で生きていくことを余儀なくされます。それと同時に、父を殺した犯人へ自分で鉄槌を下したいという感情に囚われるようになります。そこで、父の親友であり、「メカニック」として父のために完璧な暗殺を繰り返してきたアーサーに弟子入りするのです。アーサーこそ、父を殺した真犯人と知らずに…
 
普通のちょいワルにーちゃんが、アーサーの指導によってどんどん立派な暗殺者になっていくのが面白いです。キングスマンかな?
 
アーサーもまた良い師匠なんですよ。「力では絶対勝てない。頭を使って殺せ」と指示されていたにもかかわらず、スティーブは無謀にもターゲットと殴り合いに持ち込んでしまいます。結果的に始末できたものの、「痕跡を残さず処理する」というメカニックの仕事とは程遠い結果でした。そんなスティーブにアーサーがかけた言葉は、「手際が悪い」の一言。事後処理だって大変だったろうに、怒りもせずこの一言。漢ですよ。
 
最後には二人でタッグを組んで、父の殺害を指示したディーンにとどめを刺します。ディーン本人に至るまで、立ちはだかるものには一切の容赦がない2人が痛快でありながら恐ろしいです。特に、アーサーがディーンの部下の娘の手を細切れにしようとしたシーンはぞっとしました。結果的にはただの脅しだったんですけど。どの作品でも、ステイサムは女子供に手出ししないキャラなんだなと感心しました。
 
こんな強くて尊敬できる人が上司だったらいいなあと感じながら観てました。
 
 
 

死ぬ予感が1ミリもしない男、ステイサム

かと思いきやあのラストです。
 
ディーンへの復讐を終えた後、逃亡の準備をしていたスティーブは、父ハリーの愛用の銃をアーサーの家で見つけます。それにより、アーサーが父を殺した張本人であることに気が付くのです。父との絆、ここまで自分を育て上げてくれた恩もあり、殺害の件については水に流したかのように見えました。
が、やはり復讐の炎は消えていませんでした。車に爆弾を仕掛け、アーサーを残して車を出たのちに爆破します。
車が大破したことを確認し、スティーブはアーサーの家に戻ります。アーサーに「絶対に触るな」と言われていたレコードをかけ、彼の車を持ち出して上機嫌なスティーブ。助手席の、「この手紙を見たとき、お前は死ぬだろう」というアーサーのメモを見て、彼を出し抜いてやったと高笑いをします。
その瞬間、スティーブが乗っていた車が大爆発。
アーサー、やっぱり生きてました。スティーブの仕掛けた爆弾に気づき、間一髪で車から逃げ出していたんです。
 
ステイサムだし、若造の爆発ごときじゃ絶対死んでないだろうなーと思ったら案の定でした。スティーブがいつか裏切ることを見越して、レコードに仕掛けを施してたんですね…
あそこまで育てておいて、いざとなったら容赦なく手を下すアーサーさんめっちゃ怖かったです。ちょっとサイコパスの気があるんじゃないかなあ。
ご都合主義なんてくそくらえ!な展開で、個人的には好きでした。
 
 
 

まとめ

ステイサムは絶対に死なない!何度でもよみがえるさ!そんな安心感を覚える映画でした。
 
 
 

映画基本情報

劇場公開日    2011/08/13
制作国    アメリ
あらすじ
1972年公開のチャールズ・ブロンソン主演の同名アクション・スリラーを、ジェイソン・ステイサム主演でリメイク。いかなる殺しも事故に見せかけて遂行する凄腕の暗殺者ビショップ(ステイサム)の親友マッケンナが殺害される。ビショップは親友の死を静観し、次の仕事にとりかかるが、マッケンナの息子スティーブが暗殺者として弟子入りを志願してくる。