良いところ:ステイサム 気になるところ:それ以外『トランスポーター』感想
総合評価 ★★☆☆☆
ワイスピ8とMEG、エクスペンダブルズですっかりジェイソン・ステイサムにはまったのでちょっとずつ作品追っかけていきます!
ざっくり感想
途中で飽きる ●〇〇〇〇 最後まで目が離せない
1回観れば十分 〇●〇〇〇 もう一回観たい
鑑賞後の疲れはない 〇〇●〇〇 疲れて立てない
周りに広めづらい 〇●〇〇〇 みんなにおすすめしたい
以下ネタバレ注意!感想
若イサムがとにかく美しい&かっこいい
今(2018)から16年前に制作された作品なので、ステイサムがめっちゃ若いです(35歳!!)
今よりひげが薄めで、肌がぴちぴちでした。51歳になった今でも十分若々しいですけど、一回り下になると印象がかなり変わるなあと思いました。
アクションももちろんすごいです!職業が運び屋なので、カーアクションがメインかと思いきやめっちゃ殴ります。途中から車どっかいっちゃいます。
拳を使ったアクションが得意なイメージがあったんですが、『トランスポーター』では蹴りが印象に残りました。
左右の敵をワンジャンプで倒すシーンがほんっと~~~~にかっこよかったです。
この蹴り技、テコンドーでサンバルチャギと呼ばれるものらしいですね。アクション監督が香港の方なので、カンフーを意識したような動きが随所に入っていました。
フランクというキャラも、実にステイサムらしくてたまらんかったです。
常に余裕綽々、ニヒルな笑み、女性には優しく、敵はとことん追い詰める。最後まで一貫してぶれないところが好きでした。
トランクに詰められた人に飲み物買ってあげるあたり、根っからの悪人ではないのかなと感じました。目の前で人が殺されても眉一つ動かさないけどね!
意外だったのは、感情の起伏がゆるやかで、おしゃべりを嫌うという特徴。
デッカード・ショウやリー・クリスマスのように、表情豊かで口数も多いキャラを演じるイメージがあったので新鮮でした。もしかしたらこっちがメジャーなのかも?
欲を言えばもっと笑顔が観たかったかな…ステイサムの笑顔かわいくて好きなんですよ。
とにかく、ステイサムを堪能するという点では100点満点の映画だったと思います。
話が面白いかといわれると微妙
ステイサム点が100だとすると、ストーリーは20点かなと思いました。
「あと何分で終わるのかな…」と時計を気にしながら観てしまうくらい、ダレます。
キレキレのアクションシーンばかりなのに、テンポが悪いのはなぜなんでしょうか。
個人的に気になったのは、運び屋の掟の扱い。
フランクは、「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品は開けない」という3つのルールにのっとって仕事をします。
冒頭の犯罪者を逃がすミッションでは、契約通りの人数になるまで絶対に車を発進させないという厳格さを見せました。
この3つのルールを固く守ることが物語を動かすカギになるのかと思いきや、2つめのミッションで早々に「依頼品は開けない」を破ってしまいます。
人数を減らすために人が殺されても顔色一つ変えなかったフランクが、荷物から人のうめき声がするという理由だけで軽々しく中身を覗くでしょうか?
これまで数多の闇の荷物を運んできたフランクが、生きている人間を運ぶミッションを受けたことがないとは考えられません。
こういう"穴"がないと物語が動かないのは重々承知していますが、それにしたって動機が不可解すぎたと思います。
また、冒頭ではあんなにしつこくルールの話をしているのに、後半はそれに一切触れません。完全に忘れてしまったかのような扱いです。
主役の仕事を縛る決まり事を、早々に放棄するストーリー展開を好きにはなれませんでした。
ヒロインがどうしても好きになれない
ヒロインのライが最後まで好きになれませんでした。
まず叫びすぎだと思います。バトルヒロインでないので怖がって当然なのですが、叫んでないで動けや!と感じるシーンが多々あります。
そのくせ、自分の身に危険が迫っていない場面ではドヤ顔でしゃべるのが…もう…(怒)
フランクが優しくなかったら死んでるんやぞ、もっと言うこと聞きなさい!!(ステイサム夢女の思考)
またライには父親の計画を阻止するために動いてるという設定があるのですが、それにしてはあらゆる事象に動揺しすぎだとも思いました。
実の父親を殺して、人身売買を阻止するというラストが唐突に思えるくらい、前半の無能っぷりがすごかったです。
なんというか、典型的なお荷物ヒロインでいらいらしちゃいました。
まとめ
色々目をつぶると楽しめる、ステイサムかっこいい映画でした。
ドキッ!野郎だらけのぬるぬるローション相撲もあるよ!!
映画基本情報
劇場公開日 2003/02/01制作国 フランス監督 ルイ・テレリエキャスト ジェイソン・ステイサム、スー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、リック・ヤンあらすじ黒のスーツに身を包んだクールな男フランクは、運び屋のプロフェッショナル。ルールは3つ。「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品は開けない」。そのルールをひとつでも破れば、待ち受けるのは死だ。新たな依頼品は、黒いパッケージ。しかし、どうも様子がおかしい。中身が気になりつい蓋を開けてしまうフランクだが、中に入っていたのは手足を縛られた美しい東洋人の女(スー・チー)。そしてルールを破ったフランクには、次々と厄災が降りかかってくるのだった……。